太田プロライブ月笑2023/5月ROUNDライブレポート

太田プロ所属の芸人たちが出演する事務所ライブ『太田プロライブ月笑2023/5月ROUND』が、5月8日（月）、東京・関交協ハーモニックホールで開催された。

太田プロ芸人が毎月開催されるライブでバトルし、年間王者を決める本イベント。今回のMCはダーリンハニー（長嶋トモヒコ、吉川正洋）と藤本真未が務めた。

ダーリンハニー

藤本真未

“鉄道好き”としても知られる吉川は、この会場について「椅子がフカフカでしょ？　京急みたい」「色も紫で半蔵門線みたい」などとコメント。続けて「あれ？　今日は西新宿鉄道フェスティバルじゃないんですか？」と述べると、長嶋が「違いますよ」とツッコミを入れ、笑いを誘った。また、藤本も「（ダーリンハニーと）3両編成で仲良くMCを務めさせていただきます」と鉄道ボケを入れるなど、息のあったかけあいを見せた。

ここで、5月20日に放送される『THE SECOND～漫才トーナメント～』（フジテレビ系）の「グランプリファイナル」（決勝戦）に進出したマシンガンズ（滝沢秀一、西堀亮）が特別ゲストとして漫才を披露！　お客さんの反応を見た西堀が早速「私たちに全然興味ないでしょ」「ホームじゃねーじゃねーか！」と悪態をついて笑いを誘う。滝沢と西堀が笑いの“うねり”を生み出し、会場をトリコにした。

トークコーナーでは、ダーリンハニーも「決勝うれしい！」と大興奮。2組は、若手時代に月笑に出ていた仲で、なかなかウケない日々を共に過ごした戦友。当時の話を感慨深げに語った。大会に向けての胸中を問われた西堀は「正直、（解散した同世代の芸人）360°モンキーズを背負ってますよね」とコメントし、笑いを起こした。最後は、会場全体でエール！　拍手で送り出されていた。

ゲストコーナー1組目の真空ジェシカ(川北茂澄、ガク／プロダクション人力舎)は、『M-1グランプリ』2021、2022ファイナリストの実力をいかんなく発揮した。冒頭から不思議なボケを繰り出して笑いを誘ったあと、田舎の祭りロケをテーマにした漫才を披露。コアなネタや時事ネタなどのボケも入れ、彼ららしい漫才を見せた。

2組目は、5月13日に中目黒キンケロシアターで単独ライブ『オレムラセ3』の開催が決定している太田プロのモノマネ芸人・むらせが登場。シャトルランで聴いたことがあるメロディーに乗せて、アイドル、スポーツ選手、芸人などなど、超スピードでモノマネを見せた。クオリティーの高いモノマネに会場も大きな笑いに包まれた。

トリを飾ったのは、今回の『月笑』でMCを務めたダーリンハニー。“鉄道好き”の吉川に長嶋が「ここで初めて言うんですけど、僕も電車が大好きで」と告白。電車が好きなら、乗り鉄や撮り鉄などもあると吉川が話をふるも、長嶋の様子がおかしく……。長嶋の電車偏愛に、吉川も戸惑う！

トークコーナーでは、「真空ジェシカ」と紹介された川北がものいい。「僕ら真空ジェシカじゃないです。“しらすのこうげき！”です」と、太田プロ芸人の名前を出して笑いを誘った。また、某サイトに公式でネタ動画をアップしていると告知。その登録方法が斬新で、川北が語ったエピソードに会場も爆笑となった。

むらせは、真空ジェシカのモノマネを披露。現在短髪でカツラをかぶっているガクが、むらせに自分のカツラを渡し、むらせが個人的に用意してきたカツラを、ガクがかぶるというカオスな展開に。むらせは、ガクの声&川北の漫才中の表情のモノマネをして、笑いを起こしていた。