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いよいよ今夜、2022年・太田プロ一面白いネタをする芸人が決まります!コロナ禍の影響で3年振りの開催となった今回のクライマックスシリーズは、今後の芸能界を担うフレッシュな才能が集まったライブとなりました。
MCは、月笑水先案内人の彦摩呂。アシスタントは藤本真未。まずは、彦摩呂が「冬眠し忘れた熊です!」と自己紹介して会場を和ませる。長年、クライマックスシリーズを見届けてきた彦摩呂が「太田プロライブのアップデートと新陳代謝が進み、若返った!」とビックリする程、次世代の才能に溢れている月笑芸人達。会場の熱気に押されるようにエキシビジョン(年間ポイント10位〜4位)がスタートした!
(※以下、【】カッコ内はキャッチコピー。センチネル・ぐりんぴーすは都合によりお休み)
10位【青い階段、駆け上がれ!】群青団地。怒涛の勢いでJr.ライブから駆け上がり、エキシビジョン出場を果たした横と福田は、サークルの飲み会を抜け出した男女のコントを披露した。横の女装の完成度が高く、ふわふわとした可愛らしいモテ女子のリアルに違和感がない。
9位【ウメちゃん旋風!プレイボール】初代ウメちゃん。野球ファンから、じわじわと人気を獲得している元高校球児の初代ウメちゃんは、自身のネタで打順を組み「ウケなかったらアウト・3アウトで終了」のルールで打席に立つ。
8位【やったね!2確!】ジョウダンアオナナテンパイ。ローテンションな勝呂と、いつも笑顔の冨山のコンビ。日頃の運動不足を解消したい勝呂がやってみたいスポーツには、ある問題が!?ゆるい雰囲気が魅力の脱力系漫才。
5位【起こせ、笑いの進化!】サルベース。2020年、折田と松山のコンビ・ポテンヒットに、ともやっぷが加入して、サルベースが誕生した。本日は、急に女子高生(ともやっぷ)と暮らすことになった男子高校生(折田)の戸惑いをコントにする。
4位【伸ばせ!表情筋】ストレッチーズ。福島が近所のファミレス店員さんに一目惚れをしてしまい、その店員さんに近付く方法を高木に相談する。着々と実力をつけてきた二人の息の合った掛け合いに「あっぱれ」を送りたくなる。6月の月笑は、次世代ブレイク芸人を発掘する“ツギクル芸人”で王者となったストレッチーズがMCを担当した。
ここで、セミファイナル!3位のハマノとヘンミ、2位の青色1号がファイナル出場権をかけて対決する。(※特別ルールとして、2位と3位の年間ポイント数の差のアドバンテージ票が、青色1号に加算される)
3位【ヘヴィメタルとハードロック】ハマノとヘンミ。大怪我をした逸見は、学生生活最後の合唱コンクールに出るため退院を早めるも、思わぬ壁にぶち当たってしまう。月笑開幕戦(今年は4月スタート)で勢いに乗った、急成長中のハマノとヘンミが、青色1号に挑む!
2位【青はすすめ!】青色1号。文化祭の準備を巡り口論する仮屋と榎本。仲裁に入った上村先生は、ある提案をする。近年、メディア露出が増えてきて、Twitterのトレインド入りを果たすなどブレイク間近の青色1号は、コツコツと力をつけてきた。
セミファイナル後、太田プロ所属のフリーアナウンサー・藤本が丁寧に投票方法の案内をする
ここでは集計の時間を利用して、エキシビジョン出演者とMC陣がトークする。まずは、10位の群青団地が登場!怒涛のスピードで駆け上がったきた結成2年目の群青団地は、「(クライマックス進出して)集計されたい…」と、独自の表現で来年の抱負を述べていた。インタビューが進むにつれ、横が以前、彦摩呂に会ったことがある話へ。当時、太田プロの養成所に通っていた横は「遅刻しそうで急いでいた時に教室かなと思ってドアを開けたら、すっっごい広くて真っ白な部屋のど真ん中に彦摩呂さんだけ座ってたんです」とエピソードを披露して、笑いをかっさらっていた。
2組目は、4位のストレッチーズが登場!彦摩呂イジりが入る持ちネタの話で、会場を沸かせる。どんなネタが気になる方は、ストレッチーズOfficial YouTube Channelの『飯』をチェックしよう!
そして、頼もしくて寛大な彦摩呂は「どんどん太田プロの先輩をイジってやってくださいよ!」と、今年のM-1の敗者復活戦に残っているストレッチーズに叱咤激励する。有難い想いのストレッチーズは「今年は今までの芸歴の中で一番、飛躍できた年。もっと上を目指していきたい」と、意気込んでいた。
トーク後、セミファイナルの結果発表!ハマノとヘンミ52票、青色1号61票の9票差で、青色1号の勝利となった!ファイナルへ向けて青色1号の榎本は「3年前、宮下草薙さんに負けているので、2本目ができるのは嬉しいです」と喜んでいた。
次のゲストコーナーでは、2017年2018年とクライマックスを2連覇し、YouTubeでも大人気の【前期若年者芸人】アイデンティティが登場!野沢雅子さんのものまねを本格的に始めることにしたのは、過去のクライマックスシリーズの舞台で彦摩呂に絶賛されたから。田島と見浦はそのことに感謝して、さらなる飛躍を誓っていた。
次はいよいよ、ファイナル決戦!
セミファイナル勝者【青はすすめ!】青色1号。緊張の面持ちで、アナウンサー試験の面接を受けるイガラシ(仮屋)。原稿を忘れたピンチをチャンスに変えようと、試行錯誤する姿が笑いを誘う。
1位【デコボコ流浪人】さすらいラビー。3年前のクライマックスファイナルで宮下草薙を制して月笑王者となったさすらいラビーが連覇を狙う!カフェで見かける、マッチングアプリで出会った男女を題材にした漫才を披露した。
ここで青色1号、さすらいラビーのどちらが面白かったかをお客さんに選んでいただき、速やかにアンケートを回収し集計する。(※特別ルールとして、青色1号とさすらいラビーの年間ポイント数の差のアドバンテージ票が、さすらいラビーに加算される)
集計の間はゲストコーナーで、“三四郎”(マセキ芸能社)が漫才を披露した。
次はいよいよ、結果発表!
ドキドキが隠せない…さすらいラビーと青色1号の前に、今年のプレゼンターのダチョウ倶楽部・肥後克広が登場して発表!…となるはずが、青色1号上村が「僕らトリオです」とアピールして肥後が即座に「じゃ、優勝!」とノって笑いが起きるなどお約束の展開に!また、肥後が「太田プロ月笑年間チャンピオンは…くまさんおパンツ工場!」とコールして全員がズッコけるなど、爆笑に次ぐ爆笑となった!前説で、くまさんおパンツ工場の話題があっての流れだが、即興団体芸で笑いをかっさらう姿がかっこよく、キラキラと輝いていた。(もちろん肥後は、青色1号とさすらいラビーに「くまさんおパンツ工場を何で知ってるんですか!?」「モータースLIVEでしか聞かないのに…」などとツッコまれていた)
さんざんボケ倒した後に仕切り直して、発表された優勝者は、さすらいラビー!!
71票-43票で勝利したさすらいラビーに肥後から、トロフィーと目録が贈られた。優勝した感想を求められたさすらいラビー中田は「本当に嬉しくて、みなさんに沢山笑っていただいて…。でもね、ライブにはもっと面白い人がいっぱいいるんです!」と熱く語り、「いやいや、それはM−1優勝した人のコメントだから!ライブで言うことじゃないから!」などと宇野のツッコミが炸裂していた。
青色1号が悔しさを隠せない中、改めてさすらいラビーは「2連覇できたこと。青色1号とハマノとヘンミがめちゃくちゃ面白い中、勝てたことが嬉しいです」とコメントしていて、二人が真面目に積み上げてきたことが結果に結びついたのだと感じた。3年振りの開催となったクライマックスシリーズは、さすらいラビーの2連覇の快挙で幕を閉じた。
来年の月笑は、2月13日・西新宿の関交協ハーモニックホールで開幕される。彦摩呂と肥後が「みんな凄い!」と驚いた新進気鋭の月笑芸人達。切磋琢磨しながらブレイクしていく姿をお楽しみに!