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これまでの名場面が詰まった、躍動感みなぎるVTRが流れた後、MCのマシンガンズ、アシスタントの杉浦琴乃が登場する。まずは、言いたい放題のマシンガンズが「MCは360°モンキーズの方が良かったよね?」とお客さんに問い掛けると、ハハハ!と会場から大きな笑い声が起こる。月笑の歴史をご存知の「古参が何人かいるねー」と喜ぶ西堀だった。
久々に、月笑が新宿に帰ってきた。2022年後半戦は、西新宿の関交協ハーモニックホールで折り返しとなったからだ。原点回帰となる新宿の地で、12月のクライマックスシリーズまで走り続ける。
オープニングトークの名場面は他にも。マシンガンズが元気な合いの手を入れた為に杉浦が笑ってしまい、進行台本を読めなくなるというハプニングがあると、「俺らまだ(芸歴)24年しかやってないから」「右も左も分かってないから」などと西堀が捲し立てる。そこで、杉浦が明るいトーンながらも冷静に「みなさん、面白かったら笑っていただいて」とお客さんに依頼して、会場大爆笑!「ちょっと今、傷ついたわー」とぼやくも、ニヤリ顔の西堀だった。マシンガンズのマシンガントークと杉浦の陽気さでオープニングを盛り上げると、9月ROUNDのネタバトルスタート!
G2コーナーは、杉並スラッシャーズ/ガキフランキー/ぐりんぴーす/コンピューター宇宙/センチネル/ジョウダンアオナナテンパイの6組が登場する。
杉並スラッシャーズは、寺田がある人に殴られてしまった。自分の行動に、よくないところがあったら教えて欲しいと、相方・いーまにお願いする。ガキフランキーは、キャバクラのキャッチ。淡々と可笑しいキャラクターを大塚が自分のものにしていて、その言動が会場の笑いを誘う。ぐりんぴーすは、牧野の知り合いが出演する舞台の楽屋への差し入れを「落合くんに教えて欲しい」。落合くんは「くだらねぇ」と言いながらも、的確なアドバイスをくれる。コンピューター宇宙は、世界征服を企む悪の組織の世界。改造手術を行い特殊能力を得た男(はっしーはっぴー)が、ビームを放つと…。センチネルは、とみさっとが自身の子供と一緒に歩く未来の姿を妄想する。出先で不良に絡まれても、子供を守ると宣言するが…。ジョウダンアオナナテンパイは、「生まれてから一度も泣いたことがない」と言い張る勝呂。ゆる〜い雰囲気が魅力の漫才で、お笑い界の大当たりを狙っていく。
次は、今月のオススメ芸人コーナー!
太田プロJr.ライブに出演する、ダブルヘッドドラゴン、すコショウ、サノライブの3組を紹介する。
ダブルヘッドドラゴンは、授業態度が悪い生徒が、あることを理由に先生にクレームを入れる。すコショウは、送り主不明の荷物が届いたことから展開していく漫才。サノライブは、告白の延長戦。微妙な距離感の男女のやり取りに笑いが巻き起こる。
中MCで明かしていたが、サノライブのコントを袖から見たマシンガンズ西堀は「恋っていいな〜」と、ずっとキュンキュンしていたのだそう。
次は、いよいよG1コーナー!
パニーニ/群青団地/サルベース/ハマノとヘンミ/さすらいラビー/青色1号/ストレッチーズの7組が登場!
パニーニは、飯沼が「死ぬ前に見る走馬灯を練習したい」と言い出す。パニーニらしさがぎゅっと詰まった漫才だ。群青団地は、後輩女子と闇鍋パーティーを開催した男(福田)の結末。サルベースは、高校生男子(折田)とその彼女(松山)の距離が縮まる過程をコントに。ともやっぷの母役が様になっていて、世界観にぐいぐい引き込まれた。ハマノとヘンミは、高校生の甘酸っぱい放課後。互いが気になる存在の女子(ハマノ)と男子(ヘンミ)が二人っきりになって…。さすらいラビーは、中田が学生時代にやり残したこと。女の子と初詣に行く憧れのシチュエーションをやってみる。青色1号は、高3最後の野球部の日。涙が溢れる感動シーンと思いきや…!?ストレッチーズは、シンガーソングライター・aikoさんが好き。そこで、福島がaikoさんの好きな曲を、ある競技のポジションに当てはめようとして…。
ネタコーナー最後は、MCのマシンガンズが登場!
すぐさま西堀が「年齢が違うから今日出てるメンバーよりはウケないよ」と自虐して、「(お客さんの)職場の俺くらいの歳のおじさんと比べて欲しい。絶対、俺の方が声量がある!」と、訴えかけて会場は大盛り上がり!ラストは制限時間の4分を知らせる滝沢のスマホアラームが鳴り、スピード感のある漫才は終了した。
MC陣が揃ったエンディングトークでは、杉浦からライブの感想を求められた滝沢が「拍手笑いもあって…みんな面白かった。M−1やキングオブコントなどの決勝で見る日も来るでしょうね」と感慨深く述べていた。
次回の太田プロライブ月笑は、10月17日(月)に西新宿の関交協ハーモニックホールにて開催される。着々と力をつける月笑芸人の活躍に期待したい!