ニュース

news

2022.04.13

2022年4月11日(月)太田プロ月笑ライブ報告

ひたむきな眼差しで、太田プロ若手芸人達が笑いと向き合うVTRが流れた後、MCのタイムマシーン3号、アシスタントの中村守里が登場する。

MCアルコ&ピース、アシスタント杉浦琴乃
MC タイムマシーン3号
アシスタント 中村守里

約2年振りに月笑が開催できたことへの感謝の気持ちを伝えるMC陣。そして、タイムマシーン3号山本が「オープニングVTR、めちゃくちゃかっこよかったけど(一瞬出演していた)大門与作のせいで台無し!」などとイジる。しかし、太田プロドラマ部所属の18歳・中村は話題についていけない。

そこで、中村が太田プロ芸人ランキングの中でどこまで知っているのか確認してみることになる。まずは山本が「大門与作」と聞いて、「知らない」と答える中村。すかさず関が「寺門ジモン」と聞いて、山本が「いい加減にしろよ!配信してるからジモンさん見てるかもしれねぇぞ!」とツッコミを入れる。そして、関が「申し訳ございません!半沢ばりの土下座をこの後…」と謝罪するやり取りで会場は笑いに包まれる。
ドラマで落ち着いた演技を見せる中村が、「緊張している」と語る姿が初々しかった。

早速、4月ROUNDのネタバトルスタート!

G2コーナーは、モシモシ/ライオンロック/ロックス/ヒヒ/ガキフランキー/ガッチキール/ハマノとヘンミの7組が登場する。

モシモシは、まぐろ扮する女性新任教師が、何部かも分からない部の顧問を任されたことから巻き起こるストーリー。ライオンロックは、「前見て行くしかないでぇ!」と元気に登場して、賢いお部屋探しをテーマに小林が理論を繰り広げる。ロックスは、現場監督の鎌田の元にやって来た派遣バイトの千葉と渡辺。鎌田は、奇想天外な二人に振り回される。ヒヒは、街で困っているお年寄りがいても見て見ぬふりをしてきた瀧石が、お年寄りを助けまくると宣言するのだが…。ガキフランキーは、道端で知らないおばさんが殴られ屋をやっていたらどうなるか。ガッチキールは、生放送のインタビュー番組の、とんでもないハプニングをコントに。ハマノとヘンミは、付き合いたての彼女が放送室を訪れて、放送部員の彼氏がたどたどしく話すシーンから始まる。逸見の女装が可愛く、濱野のキャラもリアリティがあり微笑ましい。二人の学園生活の続きを覗いてみたいと思った。

モシモシ
モシモシ
ライオンロック
ライオンロック
ロックス
ロックス
ヒヒ
ヒヒ
ガキフランキー
ガキフランキー
ガッチキール
ガッチキール
ハマノとヘンミ
ハマノとヘンミ

次は、今月のオススメ芸人コーナー!

中村が「年末の大型番組で活躍した2組が登場します」と紹介したのは、『ぐるナイ おもしろ荘』(日本テレビ)に出演したハナイチゴ、『アメトーーク!』(テレビ朝日)に出演した幸せのトナリ。

ハナイチゴは、メンズと飲み会をしたい関谷に、小松崎のツッコミが冴え渡る。

ハナイチゴ
ハナイチゴ

幸せのトナリは、高校の同窓会の案内状が届いて行くかどうか迷う小笠原。飯塚の見た目と裏腹な、明るいアドバイスが観客の笑いを誘う。

幸せのトナリ
幸せのトナリ

次は、いよいよG1コーナー!
青色1号/イノセントキラー/サルベース/ぐりんぴーす/ストレッチーズ/さすらいラビーの6組が登場!

青色1号は、合格発表日に予備校で出会った三人が大学で落ち合うと、受験結果を巡ってあるドラマが巻き起こる。イノセントキラーは、合コンに行ったことがない岸井が合コンの盛り上げ役を買って出て、小田切はそんな岸井の応援役になる。サルベースは、寿司屋の大将が築地市場で仕入れする姿を弟子に見せるのだが…。ぐりんぴーすは、コンビの代名詞ともいえる漫才「落合くんに教えて欲しい」。仲良くなったご近所さん宅にお呼ばれすることになった牧野の不安や問いに、落合は「くだらねぇ」と一喝するも、具体的なアドバイスをくれる。ストレッチーズは、福島が高木に女の子を紹介したいのだが、高木の「芸能人でいうと誰似?」という質問になかなか上手く答えられない。ストレッチーズらしい、インテリジェンスを感じる漫才。さすらいラビーは、マッチングアプリで出会った男女。宇野が女性役、中田が空回りする男性に扮して出会いのシーンを演じてみる。

青色1号
青色1号
イノセントキラー
イノセントキラー
サルベース
サルベース
ぐりんぴーす
ぐりんぴーす
ストレッチーズ
ストレッチーズ
さすらいラビー
さすらいラビー

次は、ゲストコーナー!

月笑から人気者へと羽ばたいた、自社ゲストの宮下草薙が登場する。草薙は、野口英世千円札の折り紙「ターバン野口」を、新千円札(2024年にデザインを一新予定)でやってみたい。世界で一番初めに折る人になるにはどうすればいいのか、案を出し合う二人が徐々にヒートアップしていく。

次は、レギュラーコーナー!

MCのタイムマシーン3号が漫才を披露する。まずは、宮下草薙がネタ時間を大幅にオーバーしたことから、関がショートコントに切り替えて巻こうとしたり、お客さんに「どっちがいい?ショートコントか俳句か」と聞くなどボケ倒して会場大爆笑!山本も語っていたが、何が起こるが分からない、これぞライブの醍醐味である。ネタは、関がオリジナルアニメを考案した。絶妙なテンポで、関創作アニメの世界に引き込まれた。

次回の太田プロライブ月笑は、半蔵門のTOKYO FMホールにて5月9日(月)に開催される。めきめきと力をつける月笑芸人の活躍に期待したい!

西田有希:1982年徳島県生まれ。2008年に第3回JUNON恋愛小説大賞受賞をきっかけに、本格的に執筆活動を開始。またお笑い界にも精通しており、ライブリポートも数多く発表している。著書に第3回JUNON恋愛小説大賞受賞作品を収めた「ファン」(主婦と生活社)がある。