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2021.10.28

2021年10月24日(日) 太田プロ「日笑vol.8 1st」報告

太田プロライブ「日笑(ニチワラ)vol.8」が、西新宿の関交協ハーモニックホールで開催されました。「日笑」は、「月笑」(現在自粛中)の兄弟ライブで、感染予防対策をできる限り講じた上で実施しています。

MCさすらいラビー
MC さすらいラビー

日笑最上位ランク・1stのMCを担当するのは、先月1位を獲得したさすらいラビー。登場するやいなや、お客さんから大きな拍手をいただいたさすらいラビーは、宇野が流暢にライブのルール説明をする。その際、中田が「みんな勝ち上がりをかけて頑張ってますから!」と合いの手を入れていて、舞台上は勝負の世界なのだなと感じられた。

そこから、人生初のお笑いライブ参戦のお客さんが会場にいらっしゃるという話題になり、中田が勝手にその方に向けてワンポイントアドバイスをする。「一人もいますけど、主に二人、たまに三人がステージに出てきます。今日のメンバーですと、8割方二人で出てきますので、その中の一人が変な事を言います。それがボケです。それに対して『何を言ってるんだ。おかしいだろ!』と指摘するのがツッコミです。わかんなかったらそれはシュール(というジャンル)ですから!」と解説する。最後にさすらいラビーは、お客さんに気軽に見てもらえるように「いろんなお笑いがありますので最後まで楽しんでいってください!」と伝えていた。

次は、いよいよネタコーナー!

前半は、イノセントキラー/ヒヒ/ガキフランキー/初代ウメちゃん/ガッチキール/ぐりんぴーすの6組が登場する。

イノセントキラーは、団体行動が苦手な岸井が、場を回す練習をする。小田桐はなぜか、岸井の応援役をすることになって…。ヒヒは、瀧石が大井をパジャマパーティーに誘う。そのパジャマパーティーには、瀧石の知り合いの女性が参加するというのだが…。ガキフランキーは、公園で告白する瞬間にやって来た不審者らしき男に声をかけると、思わぬ展開が待っていた!初代ウメちゃんは、元高校球児らしく野球に絡んだショートコントやギャグなどで打順を組む。ガッチキールは、生放送のテレビで広瀬すずさんにインタビューするはずが、ある人が登場してきて…。ぐりんぴーすは、牧野が、コロナ収束後に地元から東京へ遊びにきた同級生達と歌舞伎町で飲みたいという願望を述べる。落合は、牧野が客引き(キャッチ)に騙されるのではないかと心配して断る方法を練習してみる。

イノセントキラー
イノセントキラー
ヒヒ
ヒヒ
ガキフランキー
ガキフランキー
初代ウメちゃん
初代ウメちゃん
ガッチキール
ガッチキール
ぐりんぴーす
ぐりんぴーす

ここで、換気の時間を取るため、中MCが入る。さすらいラビー宇野から「日笑が今日で年内最後なんですよね」という報告がある。(※何かしらの企画ライブは開催予定!)
すると中田が「月笑(現在自粛中)にはコロッセオのようなセットがあった。パーティー仕様が好きなんだよね」などと日笑と月笑の違いを説明する。思い出話に花を咲かせ、コロナ収束後の月笑再開を待ち望んでいた。

中MC

そして、ここでネタコーナー後半!

青色1号/ハマノとヘンミ/サルベース/ストレッチーズ/さすらいラビーの5組がネタを披露する。

青色1号は、廃墟にて。上村に拳銃を突きつけられた榎本を助けようと、仮屋は緊迫した状況に突入したが…。ハマノとヘンミは、楽譜を取りに来たら誰もいない音楽室から音がした。そこに現れた新任の教師とのやり取りをコントに。サルベースは、父の親友の娘と同居することになった高校生の、思っていた展開と違う日々。ストレッチーズは、高木のカニの数え方がおかしい。福島は、正しい数え方を指南するが、そこから本当の正しい数え方について議論する!さすらいラビーは、学生時代の話。中田が緊張しながら、好きな女の子に電話をしてみると…。

青色1号
青色1号
ハマノとヘンミ
ハマノとヘンミ
サルベース
サルベース
ストレッチーズ
ストレッチーズ
さすらいラビー
さすらいラビー

次はゲストコーナーで、『根菜キャバレー』(サンミュージックプロダクション)が漫才を披露した。

根菜キャバレー
根菜キャバレー
エンディング

エンディングでは、MCとゲストがトークする。さすらいラビーと根菜キャバレーの“きったん”とは、ヤマザキモータース主催のライブで出会ってからの古い仲間だ。ストレッチーズも同様で、“きったん”が「さすらいラビーのネタ中、ストレッチーズの高木くんが鋭い目で見てたんですよ!」と、本日の舞台裏を明かしていた。互いに仲間でもあり、ライバルでもある存在で、切磋琢磨し続けているのがよく分かるエピソードだった。

(敬称略)

西田有希:1982年徳島県生まれ。2008年に第3回JUNON恋愛小説大賞受賞をきっかけに、本格的に執筆活動を開始。またお笑い界にも精通しており、ライブリポートも数多く発表している。著書に第3回JUNON恋愛小説大賞受賞作品を収めた「ファン」(主婦と生活社)がある。