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2021.09.28

2021年9月26日(日) 太田プロ「日笑vol.7 1st」ライブレポート

太田プロライブ「日笑(ニチワラ)vol.7」が、西新宿の関交協ハーモニックホールで開催されました。「日笑」は、「月笑」(現在自粛中)の兄弟ライブで、感染予防対策をできる限り講じた上で実施しています。

MCさすらいラビー
MC さすらいラビー

日笑最上位ランク・1stのMCを担当するのは、さすらいラビー。お客さんを前に「本日、チケットが売り切れになったのは日笑になって初なんですよ」と喜ぶ二人。続けて、宇野が「日笑に来たことある方はいますか?」とお客さんに尋ねると、ほとんどの方が手を挙げた。また、お客さんのほぼ全員がお笑いライブ鑑賞経験者だということが分かり、中田が「じゃあ途中で放水タイムがあるのを知ってますね?」とボケて会場大爆笑!

次は、いよいよネタコーナー!

前半は、天狗花火/カーボーイジュニア/ロングアイランド/テンチュー/サルベース/ナナフシギの6組が登場する。

天狗花火は、方向音痴の安田が通行人に道を尋ねる練習をする。カーボーイジュニアは、ツッコミ・のりと車椅子に乗るボケ・石川のコンビ。のりは、おすすめの映画は何なのかと石川に聞くが、石川の毒舌が止まらなくて…。ロングアイランドは、松尾が「売れたら時代劇に出たい」という夢を明かす。漫才で、時代劇のシーンをやってみるのだが、あるものと掛け合わせてしまう。テンチューは、山田が芸人を引退するため、本日がラストステージ。そんなテンチューの登場を、あたたかい拍手で迎えるお客さん。つかみで竹内が「(お客さんが解散を)知ってそう〜拍手が違った」などと盛り上げる。漫才の本題に入る際も、山田が「引っ越そうと思って」と言うと、「そうだよね、辞めるから」と返し観客を笑わせる。竹内が不動産屋役を買って出て、“漫才コント”に入る。テンチューと観客が一体となり、熱量のあるネタとなった!サルベースは、ゲーム機の扱い方が上手で“左手マスター”の異名を持つゲームオタク・松山の前に、ギャルが現れて…。ナナフシギは、登場するやいなや「43歳です!」と声を張り上げた吉田が、自虐ネタを炸裂させた。

天狗花火
天狗花火
カーボーイジュニア
カーボーイジュニア
ロングアイランド
ロングアイランド
テンチュー
テンチュー
サルベース
サルベース
ナナフシギ
ナナフシギ

ここで、換気の時間を取るため、中MCが入る。早速、テンチューの話になると、さすらいラビー中田が「テンチューの最後が、太田プロのライブで良かった…」と喜んだ。そこから、中田がデタラメなテンチューとの思いを巡らせるなどして、宇野に鋭くツッコまれる。

中MC

そして、ここでネタコーナー後半!

モシモシ/コンピューター宇宙/青色1号/ハマノとヘンミ/ストレッチーズ/さすらいラビーの6組がネタを披露する。

モシモシは、ある人気アニメと、ある人気番組を融合した新感覚コント。コンピューター宇宙は、うなぎ屋の店主とお客さんのやり取りを漫才に。青色1号は、ある理由で職員室に戻った先生達が集まり談笑するシーンから展開していくコント。ハマノとヘンミは、どうしても合唱コンクールに出たい逸見が、大怪我をしたにもかかわらず医師に無理を言って退院する。ストレッチーズは、福島がファミレスの店員さんに一目惚れしてしまう。その店員さんに近付く方法を高木に相談するのだが、実はある問題があった。さすらいラビーは、大学受験の合格発表で落ちてしまった大好きな女子を励ましたい。中田の熱い想いに、宇野扮する傷心女子はというと…。

モシモシ
モシモシ
コンピューター宇宙
コンピューター宇宙
青色1号
青色1号
ハマノとヘンミ
ハマノとヘンミ
ストレッチーズ
ストレッチーズ
さすらいラビー
さすらいラビー

次は、ゲストコーナー!放送間近となった「キングオブコント2021」(TBS系)ファイナリストの『ザ・マミィ』(プロダクション人力舎)がコントを披露する。

エンディングでは、さすらいラビーがゲストのザ・マミィさんに「キングオブコント2021」への意気込みなどをお聞きする。そして、本日がラストステージとなったテンチューを呼び込む。恐縮しながらお客さんの前に立つテンチュー。さすらいラビーがテンチューとの思い出を語ろうとすると、すぐさま涙を流す山田に宇野が「早い!」とツッコんだ。

そして、竹内曰く「唯一山田を慕っている人」サルベース松山が、花束を手にステージ上に現れた。松山が山田に「僕が一番、普段も一緒にいさせていただいて…(中略)山田さんはどの世界に入っても周りを照らしてくれる人だと思うんで…。さっき、竹内さんとすれ違った時に呼び止められて『今まで山田をありがとな』と言ってもらいました。本当に心から、テンチューさんが大好きです!これからも頑張ってください」と、メッセージと共に花束を贈る。すると、「ちょっと長いな!」「3回くらい(話の)軌道修正しただろ!」などど、総ツッコミをくらう松山だった。

最後は、テンチューにお客さんからあたたかい拍手が送られた。今後、竹内は芸人を続け、エブリデイ竹内として活動していく。

エンディング
エンディング
エンディング

「山田さんはどの世界に入っても周りを照らしてくれる人」
サルベース松山の言葉が印象的だった。
テンチュー山田は、どこにいても何をしても、愛される人なのだなというのが分かるラストステージだった。

エンディング
西田有希:1982年徳島県生まれ。2008年に第3回JUNON恋愛小説大賞受賞をきっかけに、本格的に執筆活動を開始。またお笑い界にも精通しており、ライブリポートも数多く発表している。著書に第3回JUNON恋愛小説大賞受賞作品を収めた「ファン」(主婦と生活社)がある。