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太田プロライブ「日笑(ニチワラ)vol.7」が、西新宿の関交協ハーモニックホールで開催されました。「日笑」は、「月笑」(現在自粛中)の兄弟ライブで、感染予防対策をできる限り講じた上で実施しています。
いつもの入れ替え制バトルライブに加えて、「事務所対抗戦~太田プロVS松竹芸能~」という新しい試みの企画が行われましたので、その模様をレポートいたします!
MCを担当するのは、ブリキカラス(松竹芸能)とストレッチーズ(太田プロ)。ストレッチーズ高木が「今回は太田プロと事務所対抗5番勝負ということで…」と企画説明すると、相方の福島が「やっと願いが叶いました!」と気合いを入れる。このライブで大将を務めるブリキカラスとストレッチーズは、他事務所ながら同期で、両組とも養成所ライブのMCを何度も担当するなど各事務所内でのポジションが似ているのだそう。
ストレッチーズ高木が「今日、どんな松竹芸能のメンバーですか?」とブリキカラスに尋ねると黒田さんが「R-1ファイナリスト連れてきましたから」と返す。すると高木が「なかなか、他事務所の11時半開演のライブにファイナリストは来てくれないから、森本サイダーさんにお礼を言ったら『朝のライブは気持ちいいね〜』って背伸びをしながら言ってくれた」と裏側を明かした。
第1回戦は芸歴1年目対決で、ほぐし水(太田プロ)vsカップルノテイ(松竹芸能)!
ほぐし水は、ゲーム会社で働いている彼氏がつくったVR野球ゲームを彼女に勧める。スイングをすると、リアルな衝撃があって…。
カップルノテイは、二人で遊園地に行くも彼女が嫉妬してしまう。若くてパワー溢れる漫才だ。
対戦終了後、面白かった方にだけにお客さんに拍手をしていただき勝敗を決めるのだが、互角だったため、じゃんけんでカップルノテイの勝利が決まる。第1回戦、松竹芸能が白星をあげた!
次の対戦者の紹介で、ストレッチーズ高木は「ムカイワンダーランドはずっと面白くて天才なんですけど、全然売れない裏エースです!」と明かすと、ブリキカラス黒田が「うちは、(森本サイダーさんがR-1で)表に出たので、元裏エースです!」と話す。裏エースと元裏エース…そんな第2回戦はピン芸人対決で、ムカイワンダーランド(太田プロ)vs森本サイダー(松竹芸能)!
ムカイワンダーランドは、スーパーにブリを買いに来た主婦。主婦にはある秘密があり、その後意外な展開で驚く。
森本サイダーは、ある能力を手に入れた男。いじめっ子を静かな場所に呼び出し、仕返しをしようとするのだが…。
ネタ後、MCから「同じテイストのネタ」「超能力対決?」などと、名勝負への感想が飛び交う。お客さんの拍手判定の結果、勝者はムカイワンダーランドとなった。森本サイダーは「たまにこういうことやっちゃうんですよ〜」と悔しがり、「全然売れないんですよ、ほんと…」と嘆くムカイワンダーランドが大健闘の結果となった。
次の対戦者の紹介で、ストレッチーズが「モシモシのまぐろは、デジモンカードゲームのレギュラー番組を持っています」と、情報を伝える。すると、ブリキカラスが「その番組に(対戦者の)チャコールゾーン高橋がいます!」と明かして、「能力者対決の後はデジモン対決⁉︎」「小学生男子が喜びそう!」などと盛り上がる。そんな第3回戦はコント対決で、モシモシ(太田プロ)vsチャコールゾーン(松竹芸能)!
モシモシは、まぐろ扮する女性が下北沢で初めて演劇を鑑賞する。舞台上で熱い演技を繰り広げる劇団員に悲鳴を上げる展開となる。
チャコールゾーンは、転校生(やまげん。)が登校すると、持ち物などに悪質ないじめをされていた。犯人が同級生(高橋)だと分かる理由があって…。
お客さんの拍手判定の結果、勝者は…若干拍手の人数が多かったモシモシ!
また、次の対戦者のジョウダンアオナナテンパイをストレッチーズは「僕らとはタイプの違う漫才」、ブリキカラスは大藤須山を「事務所のライブでよく優勝している、松竹芸能のエースです」と紹介する。そんな第4回戦は漫才対決で、ジョウダンアオナナテンパイ(太田プロ)vs大藤須山(松竹芸能)!
ジョウダンアオナナテンパイは、勝呂が「ルパンみたいな大泥棒になりたい」と言い出す。勝呂と冨山の、ゆるゆるテンポのやり取りが微笑ましい。
大藤須山は、プロ野球選手になりたいから雰囲気だけでも味わいたい。オオトウの夢を叶えるため、青臭いぞ須山が実況をする。
MCとのトークで、ジョウダンアオナナテンパイと大藤須山を前に、ストレッチーズ高木が「声量のアンバランス差、凄かったですね!」と名勝負の率直な感想を述べる。テンション真逆対決は、ジョウダンアオナナテンパイの勝利となった。
いよいよ、大将戦!ストレッチーズ(太田プロ)vsブリキカラス(松竹芸能)!!
ストレッチーズは、高木が「まだ売れてなくてバイトをしているから、お笑いで飯を食えるようになりたい」と言う。それに対して福島が、ある指摘をして…。
ブリキカラスは、黒田が読書をするのが苦手なので、小林がその悩みを解決しようとする。
お客さんの拍手判定の結果、ブリキカラスの勝利となった。
総合は、松竹芸能2ポイント獲得、太田プロ3ポイント獲得となり太田プロが勝利を収めた。
ハキハキと話すストレッチーズがしっかりと、そして、ブリキカラスが和やかに進行してくださったこともあり、真剣勝負の中にもあたたかみのあるライブとなりました。最後に、太田プロのホームグラウンドで戦ってくださった松竹芸能の皆さん、ありがとうございました!
(敬称略)