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12月はクライマックスシリーズです!よって、今月の月笑は通常回最後となります。今年の月笑を振り返ってみると、宮下草薙が4ヶ月連続1位獲得&年間最多勝新記録樹立!昨年はシーズン途中で頭角を現したため、惜しくも年間ランキング3位以内に入ることができませんでしたが、今年は年間チャンピオンを狙える位置にきています。クライマックスシリーズでは、年間ランキング3位と2位がセミファイナルで戦い、そのセミファイナル勝者と年間ランキング1位がファイナルで戦います!
めきめきと力をつける月笑メンバーの活躍にご期待ください!
前説を担当したのは、FREE MONKEY。明るい竹澤と、遠慮がちにツッコむ磯野のコンビ。竹澤が客席に「消費税増税〜」と呼びかけ、「したね〜」とお客さんにレスポンスしてもらい、「そうだね〜」と返すなど、アットホームな前説となった。
MCはタイムマシーン3号、杉浦琴乃がアシスタントを担当する。スケジュールの都合で宮下草薙とマシンガンズがお休みという話題から場を盛り上げた山本は、最近、アルコ&ピース平子と草薙の2人のテレビ企画が多いため「平子お買い物クラブ(平子・草薙・山本がメンバー)の3人で仲がいいのに…」と嘆く。関は、メディアで友人関係を話す際、分かりやすさ重視で仲がいいのにその人物を話さない経験があると、山本をなだめる。そして、関は「もっと活動すればいいんじゃない?お前がお前の軍団をつくったら?太田プロの余りもん集めてさ」とアドバイスする。すると山本が「神宮寺しし丸!?(新宿カウボーイの)かねきよさんと、タイムマシーン3号山本!?」と大声を出し、会場大爆笑!このタイミングで杉浦が「大丈夫です!地道に一つ一つ丁寧に仕事をしていれば、見ている人は見ています!」と諭して、山本が「めちゃくちゃポジティブガール!」と驚いていた。
早速、G2コーナーからネタバトルスタート!
ライオンロック/パーマ大佐/ギャルズ/やさしい雨/パニーニ/納言/ストレッチーズの7組が登場する。
トップバッターのライオンロックは、小林考案の大人向け戦隊ヒーロー。パーマ大佐は、ビートを刻む「鼻につく」漫談。ギャルズは、ヤンキー高校に入ってくる新人の熱血教師を題材にした“通常の漫才”と思いきやギャルズらしいドタバタコントの展開に。やさしい雨は、喫茶店で上司が部下を叱るシーン。松崎は、部下・吉本の衝撃の告白に手が震える。やさしい雨のコントの仕上がりに、中MCでタイムマシーン3号山本が「非常に素晴らしいコントでしたね。オチの(松崎の)顔以外、完璧なコントでしたよ」と大絶賛!パニーニは、ユーチューブで子供達に大人気のゲーム実況を“SASUKE”の雰囲気でやってみる。メディアで話題の納言は、薄幸が先輩に誘われて高収入の男性が参加する街コンに行く。今日も、タバコを吸いながら街の悪口を言いまくる!ストレッチーズは、手術を受けたくない子供(福島)に手術を受けさせようと、プロ野球選手(高木)が「僕がホームランを打つから手術を受けよう」と言うのだが、現代っ子との約束は一筋縄ではいかない!
中MCで山本が「若い人が勢いあるっていいね!楽屋でみんながネタ合わせしてるの、美しいよね!」と話すと、「フレッシュだよね」と相槌を打つ関。すると山本が「マシンガンズさんなんて、住宅ローンの話ばっかしてるから!」と暴露し、会場大爆笑!
次は、ゲストコーナー前半で『赤もみじ』(マセキ芸能社)が、ふと気になったことをきっかけに熱い漫才を披露!
企画コーナーは、「太田プロマジ歌選手権2019」が開催された。この企画の説明で山本が「笑いゼロでガチ歌で、皆さんのハートを射抜くということですね。いいんですか?月笑なのに…月に1回笑おうと来てくれているのに…」と愚痴をこぼすと、「チケット代のほとんどはここですから」と関がボケて「マジで!?」と山本が驚く。更に、関が「一応、説明しますが、モッシュとダイブは禁止です!」と客席に伝えると、「当たり前だよ!」と山本がツッコんで、笑いの渦に包まれた。
トップバッターは、さすらいラビー・中田で“never young beach”の「明るい未来」を、ロン毛のカツラとサングラスを着用し軽快に歌う。次はストレッチーズ・福島で“AI”の「Story」を弾き語る。次は、ライオンロック・小林で“槇原敬之”の「もう恋なんてしない」を歌う。お客さんが手拍子をしてくれて、小林が促すと手も振ってくれる。小林が着ているスーツの感じと、あたたかいお客さんと一体となる姿に、タイムマシーン3号・山本は「“純烈”の研究生か!」とツッコミ。次は、ぐりんぴーす・落合で“BIGBANG”「FANTASTIC BABY」をなりきって歌う。そんな落合の姿に山本は「ADさんによる事前リハですか!?」とツッコミ。次は、青色1号・榎本で“中西保志”の名曲「最後の雨」を情熱的に歌う。そんな榎本に山本は「どっかで見たことあると思ったら、“君たちはどう生きるか”の表紙の人じゃねぇか!」とツッコミ。次は、やさしい雨・吉本が“ウルフルズ”の「いい女」を弾き語る。顔を真っ赤にしながら大熱唱する姿に山本は「ほんとに上手い人は来ないでもらえます?」、関は「(吉本が持っているギターを見て)ゾウさんのような色のギターを見たの、僕は初めてです」とコメントしていた。ラストはアイデンティティ・田島が “あいみょん”の「君はロックを聴かない」を野沢さんの格好で歌う。心にじんわり響く歌声だが、ものまねの要素が強く「1あいみょん、9野沢!野沢が多いのよ」と山本のツッコミが炸裂する!
客席投票と、関と杉浦による厳正な審査の結果、やさしい雨・吉本が優勝した!
次はいよいよ、G1コーナー!
ぐりんぴーす/シンテンチ/アイデンティティ/青色1号/ジョウダンアオナナテンパイ/さすらいラビーの6組が登場!
ぐりんぴーすはコントで、先生を殴ってしまい学校を去る“ツンデレくん“の落合に、牧野は恋の相談をする。シンテンチは、芸歴2年目になり後輩ができたため、後輩と一緒に飲みに行くのが楽しいと明かす木津の意見に、富里は納得できない。芸歴2年目とは思えない達者なしゃべりで、観客を魅了する。アイデンティティは、都市伝説の怖い話「メリーさんの電話」を題材に、田島扮する野沢雅子さんがメリーさんを演じる。青色1号は、当たり前になってしまったこと。榎本はよく、居酒屋で後輩の仮屋と上村に奢るのだが、感謝の気持ちが薄いと感じていて…。ジョウダンアオナナテンパイは、結婚の挨拶をテーマにした漫才で、勝呂が彼女の父(冨山)に挨拶する。独特のテンポと、恐怖と可愛いが入り乱れる展開で癖になる。さすらいラビーは、キラキラネームを題材にした漫才で観客を沸かし、思わず唸らせる瞬間もあるなど高学歴コンビの片鱗を見せた。
ゲストコーナー後半は、『磁石』(ホリプロコム)が安定感のある漫才を披露した。
最後はレギュラーコーナーで、タイムマシーン3号山本が関を“あること”で問いただす。笑い過ぎてTOKYO FMホールの高い天井を見上げる程。本日のライブを引っ張ってくれたMCの頼もしい漫才だった。
次回は、1年を締めくくるクライマックスシリーズです。12月9日(月)、19時開演、霞ヶ関のイイノホールで開催!会場変更となりますので、お間違えなく!年間チャンピオンを決める一票を投じるのはお客さんで、王者誕生の瞬間に立ち会えます。また、豪華ゲストが出演しますので、こちらもお楽しみに!ご来場、お待ちしています!(ライター:西田有希)