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TOKYO FMホールに会場をお引越しして「初」の月笑は、記念すべき令和「初」ライブとなりました。
TOKYO FMホールは天井が高く、声が会場のすみずみまで行き渡ります。ホール全体を駆け巡った声に包まれているような感覚は、TOKYO FMホールならでは。普段は音楽のライブが多く開催されているようですが、お笑いライブでも会場特有の魅力を感じました!
前説は、シンテンチ。見た目のインパクト+意外性のある発言で、お客さんの心を掴む。堂々としていて、注意事項を伝える際にも程よく笑いを取り入れるなど、これからが楽しみなコンビだ。
本日のMCはレギュラーメンバーから選出されたインスタントジョンソン、アシスタントは杉浦琴乃が担当する。
本日のMCはレギュラーメンバーから選出されたインスタントジョンソン、アシスタントは杉浦琴乃が担当する。
インスタントジョンソンじゃいが「気づいたんです。ここ、TOKYO FM ホールじゃないですか?TOKYO FMの周波数(80.0MHz)の数字を逆から読んだら“令和“になる」と語り、杉浦が驚くと、すかさずゆうぞうが「008(レーワ)?018(レイワ)じゃないけど…」と首をかしげる。それに対して「多少の誤差はしょうがない」と、じゃい。
杉浦から、会場で配布するパンフレットが今年から新しくなったと伝えられたインスタントジョンソン。出演者のプチコメントやJr.ライブなど情報の豊富さにじゃいは「4月はさすらいラビーが1位ですね!ブラックパイナーがG5…」とつぶやく。ブラックパイナーSOSを観たいお客さんが笑いで反応される。ゆうぞうが、太田プロライブはピラミッド構成となっていて、G1・G2までが月笑に出場できるのだと説明すると、みんなで令和元年中のブラックパイナーSOS月笑出場を願う。
本日は、他事務所ゲスト4組もあわせて「全20組オールネタ祭り」のスペシャル構成でお送りする。
早速、G2コーナーからネタバトルスタート!
G2コーナーは、パーマ大佐/こじらせハスキー/火災報知器/マシンガンズ/サイクロンZ/アイデンティティ/宮下草薙の7組。
パーマ大佐は、自身の言動が原因で周りの人から「鼻につく」とよく言われてしまう。“鼻につくあるある”を、音楽を融合させた漫談で紹介する。こじらせハスキーは、葬式からカラオケ店へと向かった母娘。それは亡くなった父の望みなのか…徐々に明らかになっていく。火災報知器は、遊ぶ金が欲しいと詐欺計画を企てる二人。物騒な話になると思いきや…。マシンガンズは、つかみで「いや〜火災報知器は声が出てたね」とイジる。そして、“Amazon”で気になった買い物レビューを紹介する。サイクロンZは、マジック中に子供からおちょくられてしまい、てんてこ舞いのマジシャン。アイデンティティは、以前、野沢雅子さんに挨拶させていただいたことがあるが、次は田島の姿ではなく野沢雅子さんのモノマネの格好のままお会いしたいと、練習をする。宮下草薙は、キャンプ好きの先輩にキャンプに連れて行ってもらう約束をした草薙が心配して、ネガティブ妄想を膨らませていく。
次はゲストコーナーで、『かが屋』(マセキ芸能社)、『トム・ブラウン』(ケイダッシュステージ)、『りんごちゃん』(イマーゴプロモーション)、『なすなかにし』(松竹芸能)が登場!
『かが屋』は、加屋さんに呼び出されたのに、加屋さんが次々と友人からの電話に出てしまい、腹を立てる加賀さん。加屋さんに電話がひっきりなしにかかってくるのには、ある理由があって…。昨年のM-1ファイナリスト『トム・ブラウン』は、安めぐみさんに目がないみちおさんが、「安くてうめぇグミを集めて合体させて安めぐみさんをつくりたい!」と宣言し合体させると、化学反応が起こる。『りんごちゃん』は、可愛らしい見た目と喋り声とは裏腹な美声を轟かせる。いとこ同士の『なすなかにし』は、息ぴったりの正統派漫才で多種多様なゲストコーナーを締めてくれた。
次はいよいよ、1位を決めるG1コーナー!
パニーニ/やさしい雨/ぐりんぴーす/ストレッチーズ/納言/青色1号/さすらいラビーの7組が登場!
パニーニは、「駅の自動改札で目の前の人が引っかかっても全く動じない人」やYouTubeで動画を見ようとした時など、日常のちょっとしたシーンやテレビネタを鋭い着眼点でコントに。やさしい雨は、ちょっとうるっとくる、些細なことで喧嘩する男女の愛と笑いの感動ストーリーコント。ぐりんぴーすは漫才で、自分がちっぽけだと思う瞬間。ストレッチーズは、よく行くコンビニのトイレを借りた福島の行動に驚き、目が離せなくなる。納言は、かっこいいからという理由で選挙に出馬してみたい薄幸(すすきみゆき)が、有権者に口説かれても絶対に断ると宣言し、毒舌が炸裂する。青色1号は、仮屋と榎本がケンカをしている。先生役の上村が仲裁に入り、お互いに謝ることになるのだが、仮屋の謝り方に榎本は納得できない!さすらいラビーは、「芸術のセンスがあったら」と、憧れから音大生になる宇野。講師役の中田は、アメリカのアニメを彷彿させる口調で明るいのかと思いきや、指導には厳しくて…。
最後はレギュラーコーナーで、アルコ&ピースとインスタントジョンソンが登場する。
アルコ&ピース平子が、自分以外の人間が全員研究者で、監視されているのではないかと危惧する。アドリブも取り入れながら、アルコ&ピースらしさ満開の漫才で会場の笑いを誘う。インスタントジョンソンは、一年間かけて計画した銀行強盗が成功したのだが、とんでもない額の経費がかかっていた。じゃいが費用の内訳を伝えると、ゆうぞうとスギ。は驚愕する。
「全20組オールネタ祭り」と題した5月の月笑は、ステージと距離が近く、芸人の魅力もさることながら、キラキラと輝くセンターマイクのかっこよさも改めて感じました。
次回の太田プロライブ月笑は、6月10日(月)、半蔵門のTOKYO FMホールにて19時開演です。ご来場、お待ちしています!(ライター:西田有希)