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アイデンティティが2年連続で月笑年間チャンピオンになりました。そして、月間チャンピオン・宮下草薙の快進撃が続いています。Twitterを見ると、2018年の月笑クライマックスシリーズで惜しくもアイデンティティに負けたさすらいラビーと宮下草薙は、芸歴や年齢など近い存在だからか、互いにライバル心を燃やしている様子。切磋琢磨するからこそ生まれる“笑い”があるのだと感じます。12年目を迎えた月笑、2019年開幕戦スタートです!
前説を担当したのは、西新宿にあるハーモニックホールで開催されている「太田プロJr.ライブ」G3の部で4位となり、惜しくも本編出場を逃した、それもまた一興。お客さんに「4位—!」と呼びかけてもらうようお願いして、悔しがる。(G3、G4、G5まであり、個性がしのぎを削るJr.ライブもオススメ!)
12年目の月笑、開幕戦MCを担当するのは、アルコ&ピース。笹木香利がアシスタントを担当する。
アルコ&ピース平子は「生まれたての犬が老犬になるぐらい」と、月笑12年の月日の長さを、犬に例えて喜びを噛みしめる。
そして、アルコ&ピース酒井がクイズ番組で100万円をゲットした話になる。笹木が酒井に「お年玉、まだ受け付けています!」とお願いすると、狂気的な返事をする酒井。実は、こういう時にどうすればいいのか考えなければいけない“100万円使い方大喜利”を恐れているアルコ&ピース。平子は「(お金の使い道は)還元して欲しい。今日来てくださったお客様に、入り口で酒井がホットドックをお配りするのかな〜」と提案すると、「メジャーリーグスタイルで見るの!?ホットドック食べながら月笑?」と、ツッコむ酒井だった。
そして、いよいよG2コーナー!ロングアイランド/パーマ大佐/青色1号/ジョウダンアオナナテンパイ/ポテンヒット/ぐりんぴーす/やさしい雨の7組が登場。
ロングアイランドは漫才で、松原が彼女(松尾)とドライブデートに行く。パーマ大佐は、ピアノを使い、日常に溢れるどうでもいい音モノマネをする。青色1号は、居酒屋に入った仮屋と榎本が注文しようとすると、“あるメニュー”の言い方で店員(上村)に笑われてしまう。ジョウダンアオナナテンパイは、勝呂が妄想でデートをしている。架空の女の子“さやかちゃん”との驚愕デートが明らかになる!ポテンヒットは、野球部のエース・松山が、屋上に折田先生を呼び出す。「野球部を辞めたい」と言う松山に、折田は…。ぐりんぴーすは、サッカーの試合をテレビで見た落合のお願いで、ヒーローインタビューをやってみる。落合は、インタビュアーの牧野に振り回されてしまう!やさしい雨は、「大人の歌」を弾き語る吉本の歌に、合いの手を入れる松崎女子。
月笑は、お客さんのアンケートにより順位が決まるシステム。お客さんに、G2コーナーの中で面白かった3組を選んでもらい、アンケート用紙に○をしていただく。その間、舞台ではアルコ&ピース酒井率いる“酒井軍団”の話題に!酒井が「今、G2に出てたの、ほとんど酒井軍団だから」と説明する。酒井の右腕・ぐりんぴーす落合が、月笑にかけるネタを2本のどちらにするか迷い「ちょっとネタ見てください」と珍しく酒井に懇願し、「分かんないから、俺…。『やりたい方やったらいいんじゃない?』」とアドバイスしたのだとか。
次は企画コーナーで、太田プロが期待する若手芸人を紹介する『2019太田プロイチ推し若手芸人はこいつらだ!』を開催!
トップバッターは、今年『爆笑!ヒットパレード』に出演し爪痕を残した芸歴1年目、まりんか。ピエロから芸人に転身した経歴のまりんかは、曲芸をしながらコンビニあるあるを言う。
次は、『さんまのまんま』と『さんまのお笑い向上委員会』に出演を果たし話題の、ぼびぼびお。ブーブークッションコレクションを披露する。有名女優達に膨らませてもらったクッションには、それぞれの個性溢れる音がある。
昨年の『M−1グランプリ』で、新人ながら準々決勝に進出した納言。先日、『ネタパレ』にも出演を果たしている。「キャバ嬢のスカウトを受けても全て断る!」と豪語する、薄 幸(すすき みゆき)だったが…。以前、番組でビートたけしさんに芸名を命名してもらった薄が、タバコを吸いながら放つ一言にも注目していただきたい!
そして、G1コーナーへ!火災報知器/ストレッチーズ/マシンガンズ/サイクロンZ/アイデンティティ/さすらいラビー/宮下草薙の7組が登場!
火災報知器は、熱を出して倒れた部下(小林)の家に行った優しい上司(高松)が、来客達に振り回される。ストレッチーズは、近所のデパートに行った福島がエレベータに乗った際の“ある出来事”をストーリー仕立ての漫才にする。マシンガンズは、みんなの知恵共有サービス「Yahoo!知恵袋」に質問されたマシンガンズの話題を紹介!サイクロンZは、音楽の歌詞に合う振り付けをはめ込む“歌ハメダンス”。アイデンティティは、田島がお馴染みの野沢雅子さんの格好で登場!野沢雅子さんとエスカレーターの下りと上りですれ違う。そして、あるアニメの名シーンを野沢さんで演じてみる。さすらいラビーは、宇野が行きつけの定食屋で「いつもの」と頼んでみたい。憧れているので、やってみることになるのだが、中田扮する陽気な店員に戸惑う。宮下草薙は、今度、草薙の部屋に先輩が遊びに来ることになった。先輩におもてなしができないと卑屈になる草薙の、ネガティブ妄想が加速する。
ゲストコーナーでは、“ジェンダーレス男子”こと『夢屋まさる』(サンミュージック)が、話題のネタで会場を沸かす。
最後のネタコーナーとなるレギュラーコーナーでは、アルコ&ピースが都市伝説『メリーさんの電話』をモチーフにした、アルピーらしさ全開の漫才を披露した!
エンディングでは、ゴミに関する書籍を発売し、“清掃員として”テレビに引っ張りだこのマシンガンズ滝沢が、(ゴミ関連の)シンポジウムに出演するとの告知をして「文化人!?」とツッコまれるなど盛り上がった。
次回の太田プロライブ月笑は、霞ヶ関・イイノホールにて3月11日(月)19時開演です。ご来場、お待ちしています!(ライター:西田有希)